ネイティブアプリ?それともWebアプリ?カメラ・センサー・位置情報… 機能別、アプリの使い分け方。

このエントリーをはてなブックマークに追加

iPhoneアプリにします?Androidアプリにします?」

「いや、ネイティブアプリじゃなくて、スマホのWebアプリで出来ないかな?」

最近、打ち合わせでよくあるやりとりです。

ネイティブアプリにすると、登録や更新の申請が大変(iPhoneアプリ)、開発コストが高い、インストールの障壁があるなどのイメージから”出来れば”Webアプリで行いたいと考えるお客さんが増えています。

今回はスマホアプリの定番機能、位置情報、カメラ、傾きの3つについて、スマホのWebアプリで実現できるのか解説していきたいと思います。(iPhone/Androidで標準で搭載されているブラウザについて言及しています)

カメラ

Instagramでお馴染みのカメラ機能

iPhone搭載ブラウザ:×

Android搭載ブラウザ△(Android4のみ)

Android4のみブラウザからカメラを起動することが出来ます。

こちらの記事にサンプルアプリが紹介されています。

Android 4の新機能でカメラWebアプリ作ってみた

実用性はどれほどあるのでしょう。以下は2012年7月2日にGooglaが公表したバージョン別のシェア率です。

Androidバージョン別シェア(2012/07/02)

Android4は全体の約13%ほど。現段階ではごく一部の人しか利用しておらず、実用性はあまりなさそうです

AndroidはiPhoneに比べ、バージョンアップも積極的に行われないので、買い替え需要などを考えるとAndroid4の普及は先になりそうです。

傾きセンサー

スマホならではの体験ができる傾きセンサーを使ったアプリ

iPhone搭載ブラウザ:(iOS4.2~)

Android搭載ブラウザ×

iPhone搭載ブラウザではiOS4.2以降のOSから対応しています。Android搭載ブラウザでは傾きセンサにアクセスするAPIは確認できていません。

iOS4.2以降のシェア率ですが、こちらの独自調査の結果によると、

iOS 5.1から一ヶ月、利用iOSバージョンとiPhone端末のシェア比較 (2012年4月)

9割以上の人がiOS4.2~を使用しています。iPhoneはiTunesに接続するだけで自動アップデートしてくれるので、OSの偏りが少ないですね。そのため、iPhoneのみの対応であれば加速度センサーを使ったWebアプリは有効ではないでしょうか。


位置情報

O2Oを実現する位置情報を活用したチェックインアプリ

iPhone搭載ブラウザ:◯(iOS3.2~)

Android搭載ブラウザ◯(Android2.1~)

iPhone搭載ブラウザではiOS3.2~で使用でき、上の結果からするとほとんどの端末に対応していることになります。またAndroid搭載ブラウザでもAndroid2.1~使用でき、9割以上の端末に対応しています。iPhone、Androidともに位置情報を使ったWebアプリは有効といえるでしょう

スマホWebアプリのこれから

スマホWebアプリのデバイス機能への対応状況をまとめると以下の通りです。

カメラ 傾きセンサー 位置情報
iPhone搭載ブラウザ × ◯(iOS4.2~) ◯(iOS3.2~)
Android搭載ブラウザ △(Android4のみ) × ◯(Android2.1~)

今後、上のような対応状況はどのように変化していくのでしょう。

対応は確実に進んできています。ただ、以下の記事でも述べられていますが、既存のアプリマーケットの存在からApple、Google各社が対応を積極的に進めるとはあまり考えられないでしょう。

スマホユーザーはなぜ最新ブラウザー技術を使えないのか

そのため、ある程度割り切って考えるしかないでしょう。カメラを使うならネイティブアプリ、位置ならWebアプリといったように。

しかし、それでも最新技術をWebアプリで実現したいと思うのが開発者です。この望みをFacebookが叶えてくれること期待したいです。昨年、Facebookのネイティブアプリ上でWebアプリが動作するようになりました。もしこのアプリ内で動作するFacebookモバイルアプリに対して、カメラや傾きセンサへのアクセスを可能にしてくれるAPIを提供してくれれば、デバイスの機能をフルに活用したスマホWebアプリが実現できるかもしれません(Facebookのネイティブアプリ内に独自のブラウザを実装するイメージです)。もちろんFacebookのネイティブアプリ上で動かすという条件付きにはなりますが。

これはただの妄想に過ぎませんが、Apple、Googleがアプリマーケットを守ることを考えるならば、HTML5の最新技術への対応は、端末メーカーやFacebook、LINEのような他のプラットフォームに望みを託すしかないでしょう。引き続き、スマホWebアプリ事情からは目が離せません。

参考URL

When can I use…

このエントリーをはてなブックマークに追加

This entry was posted in blog. Bookmark the permalink. Both comments and trackbacks are currently closed.

Comments Closed

トップ | tadashiku, Incについて | 製品・サービス | 実績のご紹介 | ニュース | ブログ | パートナーシッププロジェクト | お問い合わせ