企業サイトをゲーミフィケーションさせた米サムスン「Samsung Nation」

このエントリーをはてなブックマークに追加

読了時間:5分

 

J-CAST 会社ウォッチ ウェブサイト拝見と連動しているこのブログ、今回は米サムスンの企業サイト「Samsung Nation」を取り上げます。

「Samsung Nation」は、コーポレートサイトにゲーミフィケーション要素を取り入れた世界でも稀なウェブサイトの事例です。

 

例えば、

・TwitterでサイトのURLを共有=100ポイント

・Facebookページに「いいね!」=200ポイント

・「Q&Aフォーラム」での質問投稿=100ポイント

・「動画」の閲覧=200ポイント

・「製品レビュー」の投稿=300ポイント

・「Q&Aフォーラム」での回答投稿=300ポイント

・ サムソン製品のユーザー登録=500ポイント

といった具合に、サイト内でのアクションがポイントとして加算されていきます。

 

また、ポイントだけではなく、

・サムスン製品をSNSのアカウントページに登録するともらえる「Techieバッジ」

・製品レビューを投稿するともらえる「Starバッジ」

・Q&Aフォーラムで質問に答えるともらえる「Smartバッジ」

・ウィンドウショッピングするともらえる「Shopperバッジ」

と、アクションに応じてバッジ=称号をもらえます。

 サムスンのコアファンはポイントのユーザーランキングで競い合ったり、またSamsung Nation参加者限定の抽選を楽しんだりするのです。

 

今回は「Samsung Nation」を

【米サムスンの企業サイトの解析】

【SNSサイトの作り方】

の二部構成で解説していきます。

 

【米サムスンの企業サイトの解析】

まず、このサイトを技術的にキーワードで分解すると、

1) SNSサイト:ユーザーが相互にやりとり。商品ごとに情報を蓄積。

2) ソーシャルログイン:ユーザーが情報を入力せずにサービスを利用できる

3) ゲーム:バッジを獲得し、次々にミッションが与えられる

4) ランキング:ユーザーが他ユーザーのゲームの進捗を確認できる

があげられます。それぞれについて詳しくみていきます。

 

1)SNSサイトの仕組み

必要なものは大きく以下の二つです。

a)クライアントサイド

b)サーバサイド

 

a)クライアントサイド

Webサイトへの表示を担当します。サーバに蓄積されたログインしたユーザーの情報や商品を検索し、表示させます。

 

b)サーバサイド

データの蓄積を担当します。サイトに新規登録したユーザーの情報や、商品に追加されたコメントなどを蓄積していきます。

 

例えば、ログインしているユーザーの友達のアクティビティを表示させたいときは、

・サーバにアクセスし、ログインされたユーザーの友達を検索します

・次に、その友達の最近のアクティビティをサーバから検索します

・返ってきた結果をログインされたユーザーのwebページに表示させます

 

このように、ユーザー間でのコミュニケーションが必要(SNS)になる場合、クライアントサイド、サーバサイド両方を用意する必要があります。

 

2)ソーシャルログイン

ソーシャルログインは、ユーザー情報をデータベースに登録するときにソーシャルメディアの情報を一緒に登録させる機能です。そのため、制作する仕組みはSNSに付加するかたちで、会員登録の部分の情報をソーシャルメディアから取得する部分を追記します。

大きな流れは以下です。

・ユーザーが連携させたいソーシャルメディアを選択

・選択ソーシャルメディアからユーザーの情報を取得、それを会員情報としてサーバへ登録

 

3)ゲーム

バッジやポイントを管理している部分です。商品に対するコメントやシェアの回数が一定値まで達したら、どんなバッジやポイント付与するかを設定しておきます。

 

4)ランキング

ユーザーが他ユーザーのゲームの進捗をチェックできる機能です。こちらはサーバに蓄積されたデータからポイントが高いユーザーを検索して表示させています。

 

【SNSサイトの作り方】

大きく以下の3つの方法があります。

1)Wordpress(CMS)及びWordpress(CMS)プラグインを利用する

2)SNS構築向けオープンソースを利用する

3)サーバサイドフレームワークを構築する

難易度は1.2.3の順で難しくなります、それゆえにカスタマイズ性も上がっていきます。

今回は1)の方法を中心に解説していきます。

 

1) WordPress(CMS)及びWordpress(CMS)プラグインを利用する

WordPressにはBuddypressというSNS構築プラグインが存在します。まだまだ日本では浸透しておらず情報は少ないですが、機能は豊富で簡単なSNSサイトであれば充分だと思います。

▽BuddyPressを使用しているサイト

クリエイター向けSNS ロフトワーク

クリエイター向けSNS ロフトワーク

ウェブ開発者向けSNS サルでき.jp

ウェブ開発者向けSNS サルでき.jp

 

 

 

 

 

 

▽構築させる手順

大きく以下の2点です。

a)BuddyPressプラグインを導入

b)マルチサイトの設定:これは各参加者がブログを持つことの出来る機能を付けるために必要です。

詳しい設定方法はこちらを参照していただくとわかりやすいです。

WordPressプラグイン「BuddyPress」でSNSサイトを作成

 

▽テーマについて

基本的に対応テーマを使用するのがいいです。

BuddyPress Theme

BuddyPress Theme

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、カスタムしたいならこちらの記事が参考になります。

WordPressをSNS化するBuddyPressの導入まとめ

▽ソーシャルログインに対応させる

今回はTwitterでのログインに対応させる方法を紹介します。

WordPressのプラグインTwit Connectを使います。

Twit Connect(公式サイト)

Twit Connect(公式サイト)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの記事がわかりやくかったです。

Twit ConnectはWordPressにtwitterでログイン、他にもいろいろ出来るプラグイン

一点だけ補足で、Twitter Developerの設定が重要になりますが、settingのApplication Typeを「Read and Write」にするのがポイントです。

 

2) SNS構築向けオープンソースを利用する

情報が多く有力なのは国産のオープンソースOpenPNEです。お使いのレンタルサーバによってはOpenPNEに対応して簡単にインストールができるかもしれません。無料で利用でき、ソーシャルログインにも対応しているようです。

OpenPNE

OpenPNE

 

 

 

 

 

 

 

こちらの記事が分かりやすいです。

MacでWeb開発-(9) XAMPP for MacでSNSを運営(OpenPNE)

 

3) サーバサイドフレームワークを構築する

こちらは、サーバサイドを得意とする、PHPやRuby、javaといった言語において、ある程度作業を簡略化できるフレームを使って構築する方法です。PHPであれば、CakePHP, CodeIgniter, Symfony, Zend Frameworkなどがあげられます。

 

自社SNS構築は、すでに多数の熱狂的なファンを抱えており、ファンとのコミュニケーションをさらに促進していきたい企業におすすめです。そしてファンの交流を活性化させるためにゲーミフィケーションの仕掛けは有効です。

このエントリーをはてなブックマークに追加

This entry was posted in blog. Bookmark the permalink. Trackbacks are closed, but you can post a comment.

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *

*
*

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

トップ | tadashiku, Incについて | 製品・サービス | 実績のご紹介 | ニュース | ブログ | パートナーシッププロジェクト | お問い合わせ